5月1日からメトロバンクーバーで散水制限始まる

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバー当局は4月9日、エリア内における芝生への散水制限を5月1日から開始すると発表した。

 残雪量が少ないこと、夏季に乾燥と高温が予想されることを受けた措置。メトロバンクーバーの飲料水用の貯水池は5月中旬頃には満水になるとされているが、エリア内の水の主な供給源となる残雪が今年は例年の56%しかないという。

 当局は声明で全住民が水の確保を優先させることが重要だとしている。この先数カ月で節水計画がうまくいかなければ、夏場の芝生への散水が完全に禁止されることもあり得るという。

 5月1日から10月15日まで、個人宅またはビジネスでの芝生への散水は最大で1週間に一度のみ許可される。偶数番地の場合は土曜日に散水可能で、手作業の場合は午前6時から午前9時、スプリンクラーの場合は午前5時から午前7時まで。奇数番地は日曜日で、時刻については偶数番地と同じ。

 樹木、低木、花への散水は、スプリンクラーの場合、午前5時から午前9時までならいつでも可能。手作業やドリップ灌漑の場合は日時を問わずいつでも水やりできる。

 食用の植物への水やり、グレー・ウォーター(洗面所や浴槽などから出た未処理の廃水)や、雨水など当局の飲料水供給システム外の水を利用した散水については、これらの制限から除外される。

(記事 編集部)

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