BC州内の複数の大学で親パレスチナ派抗議キャンプが設置される

ブリティッシュコロンビア大学(UBC)構内で親パレスチナ派抗議キャンプが設置される。2024年5月4日。Photo by Japan Canada Today
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)構内で親パレスチナ派抗議キャンプが設置される。2024年5月4日。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の複数の大学で、親パレスチナ派がイスラエル・ハマス間の紛争に対する抗議活動として、大学構内にキャンプを設置した。こうした動きはアメリカ国内で広まっているがカナダでも複数の大学で行われている。

 ブリティッシュコロンビア大学(UBC)にキャンプが設置されたのは4月の終わり。ガザでの紛争終結とともに、大学側に対し、紛争に「共謀している」企業との関係を切るよう求めている。5月2日現在、テントは約100あり、パレスチナの旗や「パレスチナに自由を」と書かれたバナーが見られる。

 UBCは言論の自由と平和的な抗議活動を尊重するとし、同時に警察と連携しながら事態を注視するとしている。アメリカでは、キャンプ参加者と反対勢力との衝突が問題となっているが、UBCのキャンプ広報担当者サム・グプタ氏はCBC電子版の取材に対し、そうした衝突は最小限にとどまっていると話している。

 BC州内ではUBCのほかに、ビクトリア大学とバンクーバーアイランド大学で抗議キャンプが設立された。カナダ国内では、オンタリオ州のトロント大学、ウェスタン大学、オタワ大学、ケベック州のマギル大学で、同様の抗議活動が行われている。

(記事 編集部)

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