バンクーバー・ホワイトキャップスは1974年5月5日の初試合から50年を迎えたことを記念して5月4日オースティンFC戦を50周年記念試合として戦った。
BCプレースにはホワイトキャップスがMLSに昇格して以降最大の約32,000人が詰めかけ、大声援を送った。
5月4日(BCプレース:32,464)
バンクーバー・ホワイトキャップスFC 0-0 オースティンFC
ホワイトキャップスは前半19分にGauldがゴールを決めたがビデオ判定でその直前のプレーでFafaにハンドの反則があったとしてノーゴールに。その後、ホワイトキャップスは猛攻するも、得点できず0-0で引き分けた。
猛攻実らず無得点で引き分ける
シュート数はキャップス23、オースティン4、枠内シュート数は7と1、ポゼッションは63%と37%という圧倒的な攻撃を仕掛けたホワイトキャップスだったが、1点が遠かった。
この日、今季4試合目のクリーンシートとなったGK高丘は「(自分たちが)ほとんどボールを持ってましたので、本当に勝ち点2を落とした試合だったなと思います」と振り返った。
監督はビデオ判定については自分たちがコントロールできないことだとしてあえて言及しなかったが、「今日の試合はファンタスティックだった。選手たちはみんなすごくいいプレーを見せた」と選手のパフォーマンスを称賛した。非常に良い試合をしたにもかかわらず3万人以上が入った試合で勝てなかったことに「少しフラストレーションがたまっている」と語ったがこのような試合を続けていれば次回以降必ず勝てると自信をのぞかせた。
ホワイトキャップスはこの後3試合連続アウェイとなる。次のMLSレギュラーシーズンのホームゲームは5月25日。この日レッドブルズ戦で大暴れしたキャプテンのメッシ率いるインテル・マイアミCFと対戦する。
高丘は、「メッシが西海岸に来る可能性があるということで、チームとしても色んな準備をしていますし、観客が多く入るだろう試合で勝ちを届けることで、毎試合、毎試合、たくさんのファンが入ってくれると思うので、1/34の試合ですけど、一つ大事な試合になるかなと思います」と語った。
元ホワイトキャップス選手たちが勢揃い
この日は50周年記念イベントとして、過去50年にホワイトキャップスに所属した選手らが試合前に姿を見せた。
日本人選手としては女子チームの江口なおみさんが駆け付けた。
5月、6月のホームゲーム
5月21日7:30pm カヴァーリーFC戦(カナディアン・チャンピオンシップ)
5月25日7:30pm インテル・マイアミ戦
6月1日7:30pm コロラド・ラピッズ戦
6月29日7:30pm セントルイスシティSC戦
(記事 編集部/写真・取材 斉藤光一)
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