ビーチで数百人の酔ったユースがバスで移動させられる

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市郊外のポート・ムーディー市にあるササマット・レイクで5月10日、ユースによる事件が複数起きた。

 最初の事件があったのは5月10日午後7時頃。ポート・ムーディー警察に、未成年が催涙スプレーをかけられたという通報があった。警察が現場に駆けつけたが、被害者も加害者もいなかったという。

 さらに同日夜、警察は数百人の酔ったユースの対応に追われた。若者たちはベドウェイベイ・ロードをふさぎ、中にはヒッチハイクを試みる者もいたという。ユースたちは家に帰る手段がなかったため、警察はメトロバンクーバーの公共交通運営会社トランスリンクの協力によりバスで若者たちを移動させた。

 11日には、若者がBB弾で撃たれたうえに催涙スプレーをかけられたとの通報があった。その男子はその場で手当を受けた。若者数人が湖にガラス瓶を投げているのを誰かが咎め、それが騒動の引き金になったという。ほかにも渋滞や飲酒運転で警察が対応する事態となった。

 ポート・ムーディー警察によると、近郊から大勢の人が集まるササマット・レイクでは毎年同様の事件が起きているがこの週末は特にひどかったという。警察はパトロールを強化すると同時に保護者に現状を認識してほしいと話している。

 ちなみに同レイクでは飲酒は禁止で、違反すると230ドルの罰金を課せられる。またビーチからも退去させられ、持ち込んだ酒類は捨てられるという。

(記事 編集部)

合わせて読みたい関連記事