バンクーバーで人気の屋外プール、今夏は閉鎖へ

最長レーンの長さが137メートルもある巨大プール、キツラノプール。海のすぐそばにあり、塩辛い。Photo by Pacific Walkers
最長レーンの長さが137メートルもある巨大プール、キツラノプール。海のすぐそばにあり、塩辛い。Photo by Pacific Walkers

 バンクーバー市の人気アウトドアプールが今夏は使用できないことが分かった。市が6月5日に発表した。

 市によると冬の間の修繕では間に合わなかったという。「オフシーズンに修理したにもかかわらず、プールはまだかなりの量の水を失っており、プールの化学薬品のバランスをとることが不可能となっている。バンクーバー・コスタルヘルスが現状ではプールを安全に運営できないことを確認している」と説明している。

 昨夏は例年から遅れてオープンしたが、「キツラノプールは50年以上前に建設され、耐用年数を迎え、多くの部品が故障、劣化し、修理が必要になっている」という。

 バンクーバー市ケン・シム市長は「キツラノプールの建て替え」も検討していると明かした。今月26日にはそのための動議を議題にするという。スポンサーを募るなど新しい形での将来のキツラノプールの在り方を探るというバンクーバー市だが、今年はキツラノプールファンにとってはさみしい夏となりそうだ。

 バンクーバー市公園庁は代わりに、セカンドビーチプールの利用時間延長を発表している。

(記事 編集部)

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