バンクーバー市、下水管破損で汚水が路上やフォールス・クリークに流出

ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市フォールスクリーク。File photo by Japan Canada Today
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市フォールスクリーク。File photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市のオリンピックビレッジ地区で6月20日、破損した下水道本管から未処理の汚水が流出する事故が起きた。汚水は路上、そして近くの入江フォールス・クリークに流れ出た。

 報道によると、問題の下水本管は2000年に作られたもので、コロンビア・ストリートのセカンド・アベニューとファースト・アベニューの間の地下を通っている。漏水が始まったのは午前5時ごろで、当局には午前8時ごろに報告が入った。

 汚水は路上に溢れて悪臭を放ち、フォールス・クリークにも流れたが流出量については把握できていないという。その後、破損した水道管は止水され清掃作業が行われた。今回の破損した下水管を管轄する機関「メトロバンクーバー」は午後1時ごろに漏水は完全に止まったと発表した。

 バンクーバー・コースタルヘルスは市民に向けて、下水に近寄らないようにと勧告している。エリア内におけるレストランなどの汚染は見つかっていない。6月22日、23日にフォールス・クリークで予定されていたコンコルドパシフィック・ドラゴンボートフェスティバルはスケジュール通りに開催された。

 フォールス・クリークでは水泳など水に多く触れるアクティビティ(Primary contact activities)は以前から不適切とされているが、ボートなどのアクティビティ(Second contact activities)は可能としている。ただし手洗いやシャワーをするなど汚染対策を取るように呼びかけている。

(記事 編集部)

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