ウエストジェット整備士ストライキ決行直前に連邦政府が介入

WestJet (file photo)
WestJet (file photo)

 ウエストジェットの整備士によるストライキ決行直前に連邦政府が介入した。これで1年で最も旅行者が多いとされるカナダの建国記念日カナダデーを含む連休でのストライキが回避された。

 ウエストジェットはアルバータ州カルガリー市に本社を置くカナダ第2の航空会社。同社整備士約670人を代表する組合Aircraft Mechanics Fraternal Association(AMFA)が6月25日に再度ストライキ実施を通告。28日午後5時30分(山岳部標準時)までに合意に至らなければ決行すると発表した。これに対しウエストジェットはストライキに突入する前の27日、28日のフライトを運休すると発表した。

 AMFAのストライキ通告は今月2回目で、前回は6月20日からストライキを決行すると通告したが19日になって話し合い再開で合意したとして回避した。

 しかし合意に至らず、今回は連邦政府が介入した。27日にシェイマス・オレガン労働大臣は、前回はカナダ労使関係委員会(CIRB)を使って合意努力するよう両者に指示していたがまとまらなかったため、今回はCIRBに対し労働協約の問題を解決するため仲裁を行うよう最終的な拘束力のある指示をしたと発表した。

 これにより今回も直前でストライキを回避した。ただ、27日と28日に合わせて25便運休したため、利用者に影響が出た。

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