バンクーバー国際空港の飲食店従業員、1日ストライキを行う

 CBCニュース電子版が6月27日、バンクーバー国際空港の飲食店従業員200人以上が、より高い賃金を要求して「1日ストライキ」を実施したと伝えた。

 ストを実施したのはSSPグループ傘下SSP Canadaの被雇用者。同空港の声明によると、41店ある空港内の飲食店のうちSSP Canadaは13店を運営しているという。従業員は27日午前4時30分からピケを張り、13店のうち11店が休業となった。

 組合Unite Here Local 40によると、同社従業員は賃上げ要求でSSP Canadaの提案を拒否しストを決行したという。要求が受け入れられない場合は再びストを行うとしている。

 組合は組合員の賃金はバンクーバー国際空港内で最も低く、組合員の多くは移民女性であると話している。同空港は「生活賃金(生活水準の維持に必要な最低の時給)を支払っている雇用者」として認定されているが、SSP Canada店舗従業員の平均時給はLiving Wage for Families B.C.が算出した生活賃金25ドル68セントより7ドル41セント下回っているという。

 バンクーバー国際空港は生活賃金ポリシーは直営店に向けたもので、テナントであるSSP Canada従業員は対象外としてる。しかし組合は空港がポリシーを拡大することを要求している。

(記事 編集部)

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