ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府はキャンプファイアー禁止令を7月12日正午から実施した。人的要因による山火事を防ぐためで、キャンプファイアーのほか、スカイランタン、バーンバレル(簡易的なごみ焼却炉)、ティキトーチなども使用禁止となる。
BC州は前週、記録的な熱波に襲われ、高温警報が発令された。B.C. Wildfire Service(BCWS)のジーン・ストロング氏はCBCニュースの取材に、気温は下がっているものの、さらに山火事が発生する可能性は依然として高いと話している。
キャンプファイアー禁止令はハイダ・グァイ森林地区を除くBC州全域が対象。公共の場のほか私有地にも適用される。ただし自治体の条例などによる例外あり。
違反者には、1,150ドルの違反切符か、最大1万ドルの違反金が科せられる。さらに裁判で有罪判決を受けた場合は最大罰金10万ドル、もしくは禁錮1年が科せられる。
BCWSによると、BC州内では7月12日午前の時点で山火事150件が進行中だという。うち46%が制御不能、49%がコントロール下にあり、残り5%は鎮火している。また山火事の要因は77%が落雷によるもので、15%が人的としている。
山火事や放置されたキャンプファイアー、また違反行為を見かけた場合はBC Wildfire Serviceに報告を。電話1-800-663-5555(通話料無料)のほか、モバイル・アプリでも通報できる。
(記事 編集部)
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