リコール対象の植物性ミルクに関連して2人が死亡

リコール対象商品の一部。植物性ミルクブランドSilkとGreat Value。Photo from Canadian Food inspection Agency website
リコール対象商品の一部。植物性ミルクブランドSilkとGreat Value。Photo from Canadian Food inspection Agency website

 カナダ食品検査庁は7月17日、リコール対象となっている植物性ミルクに関連して2人が死亡したとして注意を呼び掛けている。

 検査庁の発表によると、2023年8月から2024年7月初めまでに12人がリステリア・モノサイトゲネス感染症と診断され、そのうち9人が入院し、2人が死亡。感染者の地域はオンタリオ州が10人、ケベック州1人、ノバスコシア州1人。年齢は37歳~89歳で、感染者の58%は60歳以上、67%は女性と報告している。

リコール対象商品のプロダクトコード「7825」。Photo from Canadian Food Inspection Agency website
リコール対象商品のプロダクトコード「7825」。Photo from Canadian Food Inspection Agency website

 7月8日に更新されたリコール対象となっている商品は、Silk、Great Valueブランドの要冷蔵植物ミルク18種類。Great Valueブランドではアーモンドミルク商品3種類、Silkブランドではアーモンド、ココナッツ、アーモンド&ココナッツ、オート、アーモンド&カシューの15種類。全ての商品のプロダクトコードは7825で、賞味期限(Best Before date)は「24 OC 04」となっている。

 検査庁によると、リステリア菌は見た目や臭いでは汚染がわからないため、気づかずに体内に取り込むと感染症を引き起こすという。感染した場合の症状には、嘔吐、吐き気、発熱、筋肉痛、激しい頭痛、首のこわばりなどがある。

 感染症と思われる症状が出た場合は速やかに医療機関を受診すること、対象商品を購入している場合は、飲まずに捨てるか、購入店に返品するよう呼び掛けている。

(記事 編集部)

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