ナオミ・オノテラさん殺害事件で夫に禁錮16年の判決

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ラングレー市で司書のナオミ・オノテラさんが殺害された事件で、BC州最高裁判所は夫のオブネス・リージス被告に禁錮16年の判決を言い渡した。

 事件が起きたのは2021年8月。オノテラさんは自宅で目撃されたのを最後に行方が分からなくなっていた。同年12月にオノテラさんの遺体が発見された。

 リージス被告は、自宅でオノテラさんと口論になった際に頭部を殴って殺害したと述べた。その後、遺体をバラバラにしてフォート・ラングレー市のフレイザー川に捨てたという。また、当時18カ月だった娘が口論と暴行の現場を目撃していたと話し、さらには遺体遺棄にも伴ったと語っている。

 今年5月に始まった裁判で同被告は当初無罪を主張していたが、その後容疑を認めた。オノテラさんを殺害する意思はなかったと言い、オノテラさんと娘に対して謝罪の意を表している。

 リージス被告には禁錮16年が課されたがすでに拘束されているため、残りは約12年となる。BC州最高裁判所マーサ・M・デブリン裁判官は判決にあたり、パートナーへの暴力は許されないことを示す必要があると述べている。

(記事 編集部)

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