今年も「パウエル祭」の季節がやってきた。第48回となる「パウエル・ストリート・フェスティバル」は日系カナダ人アーティストが出演するプログラムが充実。音楽・和太鼓・ダンス・武道のパフォーマンスなど盛りだくさんの2日間。
もちろん、神輿や相撲大会など日本の祭りの雰囲気を演出する毎年大人気のプログラムも健在。暑い夏に熱い掛け声がオッペンハイマー公園に響く。
今年の開催は8月3日と4日。開幕は8月3日午前11時30分のオッペンハイマー公園での開会式。それから、オッペンハイマー公園を中心に、バンクーバー日本語学校、バンクーバー仏教会、ファイアーホール劇場で、さまざまなパフォーマンスが披露される。
いつも人だかりができる人気イベントの神輿は今年も1日目(2:30pm~)に。相撲トーナメントは2日目(2:15pm~)で昨年よりも2時間ほど早く始まる。
パウエル祭と言えば、楽しみはおいしいものがいっぱいの屋台。今年もジャクソンとダンレビー・アベニューにずらりと並ぶ。
2日間では時間が足りないのは毎年のこと。事前にプログラムをチェックしてフェスティバルを満喫しよう。
パウエル祭50周年に向けて
今年48回目となるパウエル祭は、1977年の日系移民100周年を機に隣組の有志らが中心となり始まった。現在の主催は、パウエル・ストリート・フェスティバル・ソサエティ(PSFS)。
1942年に始まった日系カナダ人強制移動政策まで日本人街としてにぎわっていた「パウエル街」と呼ばれた場所で、日本の祭りに似たイベントを通してこの地域の日系カナダ人の歴史を祝うのが目的。
今年のパウエル祭では2年後に迎える50周年に向けて、「パウエル祭」の思い出を語ってもらうプロジェクトを実施。JCアートとアクティヴィズム研究会とPSFSが共同で実施する。会場はバンクーバー日本語学校ルーム407、両日の12:30~5:00まで。
注目のプログラム
- リナと東北民謡バンド(3日1:00pm~1:30pm)
- 佐藤派会空手道カナダ(3日1:00pm~1:30pm)
- 炭坑節(3日2:00pm~2:15pm)
- ココロダンス(3日4:30pm~5:00pm)
- 360ライオット・ウォーク(3日11:30pm~2:30pm・4日11:30pm~2:00pm)
- ワールドソーラン(4日12:30pm~1:00pm)
- ハチジ・イン・ディアスポラ(4日1:30pm~3:00pm)
- 映画・おかあさんの被爆ピアノ(4日4:30pm~6:30pm)
パウエル・ストリート・フェスティバル
日時:8月3日(土)、4日(日)11:30 am ~ 7:00 pm
会場:オッペンハイマー公園、バンクーバー日本語学校、バンクーバー仏教会、ファイアーホール劇場(公園や学校の周りの通り、ジャクソン、ダンレビー、アレキサンダーの一部も歩行者天国で会場となっている)
詳しい内容と日程・会場はパウエル祭ウェブサイトで。https://powellstreetfestival.com/all-festival-events
(記事 編集部)
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