バンクーバーのウォルマート店内で火災、放火の可能性

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市にある大型スーパーマーケット、ウォルマートで営業時間中に突然火の手が上がる事件があった。

 火災が起きたのは7月27日午前10時ごろ。グランビュー・ハイウェイとバウンダリー・ロードにあるバンクーバー市唯一の店舗で、寝具セクション付近から突然炎が上がったという。SNSに投稿された動画では、炎は天井付近まで達する勢いで燃えている。さらに人々の叫び声や警告を発する店内放送が聞こえるなど、緊迫した状況が映し出されていた。

 事件当時、店内は多くの買い物客がいたが全員無事に屋外に脱出し、けが人はいなかった。ウォルマートの損害額は数百万ドルになるという。同店の駐車場は封鎖され、作業員が店内の修復作業に追われた。

 火災の原因についてバンクーバー市警察は、捜査は初期段階としながらも放火とみていると発表した。事件当時、現場にいた人に情報提供を呼びかけている。

 ウォルマートのシニア・コミュニケーション・ディレクター、サラ・ケネディ氏はCBCニュース電子版の取材に対し、「公共の場での放火はショックかつ危険で、恥ずべきことだ」と話した。

(記事 編集部)

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