GK高丘2試合連続無失点、ホワイトキャップスは主力選手欠場も6位維持

GK高丘、試合後ロッカールームの前で。2024年9月7日、BCプレース。写真 日加トゥデイ
GK高丘、試合後ロッカールームの前で。2024年9月7日、BCプレース。写真 日加トゥデイ

 MLS(メジャーリーグサッカー)レギュラーシーズンは9月に入り終盤を迎えている。バンクーバー・ホワイトキャップスは9月7日、アメリカ・テキサス州ダラスに本拠地を置くFCダラスとBCプレースで対戦。何度もチャンスはあったもののゴールを決められず、引き分けに終わった。

9月7日(BCプレース:23,188)
バンクーバー・ホワイトキャップス 0-0 FCダラス

終始キャップスが主導するも得点できず

 前半から終始ホワイトキャップスが試合を支配していた。この日ホワイトキャップスが放ったシュートは20本、対してダラスは6本と、その差は一目瞭然。試合前半から多くの得点機会があり、ビックチャンスもあったが、惜しくも得点には繋がらなかった。

 ホワイトキャップスは、各国代表に合流するため、Ryan Gauld、Andrés Cubas、Ali Ahmed、Pedro Vite、Fafa Picaultがいなかったほか、Brian Whiteも欠場で、主力6人を欠いた状態で戦った。

 Vanni Sartini監督は、試合前から若手選手にチャンスを与えられるポジティブな機会として捉えていた。試合については、「(選手たちは)とてもいいプレーをしたと思う」と語ったものの、試合結果については満足していないとコメントした。

プレーオフに向けて厳しい試合が続く

 GK高丘は、ディフェンス機会が少なかったものの2回のセーブでチームを守った。「ホームで勝ちをしっかりと取りたかったという気持ちはありましたけど、スタートからゲームを支配することができていましたし、まずはこの状況をポジティブに捉えて次のホームの試合に繋げたいと思います」と引き分けを前向きに捉えた。

 この日は主力選手が複数欠場する試合となったがチームの雰囲気について、「チームの中心選手がいない分、多少違う部分もありましたけど、代わりに出場した選手が生き生きとミスを恐れずにプレーしていたので、そういった意味ではチームの底上げができた良い90分だったと思います」と振り返った。

 自身のプレーについては「守備機会は少なかったですけど、相手にも良いフォワードの選手もいる中で、チャンスを与えないということは今日のテーマでもありましたし、チームのみんなが90分間ハードワークをしてくれたおかげもあって、しっかりと0点で終えられてよかったです」。

 高丘は現在2試合連続無失点。「無失点は自分の中でもこだわっている部分で、かといって自分だけでできることではないので、チームと協力しながら自分の仕事をしっかりとまっとうしたいと思っています」とチーム一丸を強調した。

 チームは現在西カンファレンス6位だが、4位以上がホームでプレーオフを迎えることができる。「(この先は)トップ4に食い込んでいくために勝ちにこだわる必要があると思っています。今日も難しい試合でしたけど次の試合はより難しい試合になると思います」

 レギュラーシーズンは残り9試合、うち5試合がホームゲーム。シーズンも終盤を迎え、ホームでプレーオフを迎えるための大事な試合が続く。

9・10月のホームゲームhttps://www.whitecapsfc.com/

9月14日(土)7:30pm サンノゼ・アースクエイクス戦
9月25日(水)7:00pm トロントFC戦(カナディアン・チャンピオンシップ決勝)
9月28日(土)7:30pm ポートランド・ティンバーズ戦
10月2日(水)7:30pm シアトル・サウンダーズFC戦
10月5日(土)4:30pm ミネソタ・ユナイテッドFC戦
10月13日(日)4:30pm LAFC戦

(記事 田上麻里亜)

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