メトロバンクーバーの穀物ターミナル(穀物を貯蔵する施設)6カ所で9月24日から実施されていたストライキが4日間で終了した。カナダ政府スティーブ・マッキノン労働大臣がX(旧ツイッター)に投稿した。組合グレイン・ワーカーズ・ユニオン・ローカル333は9月28日から仕事に戻ると発表した。
組合グレイン・ワーカーズ・ユニオン・ローカル333と、雇用者側のバンクーバー・ターミナル・エレベーターズ・アソシエーション(VTEA)は、2023年11月から労使交渉を続けてきた。しかし12月に契約が失効後、交渉は行き詰まり、組合側は今年9月21日にスト通告を出した。争点は賃金、年金、福利厚生、スケジュールだったという。
ストは、バンクーバー市とノースバンクーバー市にある6カ所のターミナルで行われた。生産者組織グレイン・グローワーズ・オブ・カナダ(GGC)によると、昨年はカナダ産穀物の50%以上がこれらのターミナルを利用しており、経済やサプライチェーンに与える影響は甚大で、輸出額の損失は毎日3500万ドルになるという。
(記事 編集部)
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