BCグリーン党が選挙公約を発表、天然ガス生産を徐々に減少

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の州議会議員選挙が近づくなか、BCグリーン党ソニア・ファーステノー党首が10月1日、他党に先駆けて選挙公約を発表した。

 これに先立ち同党はすでに数々の公約を明らかにしていた。例えば、州内に93あるコミュニティ・ヘルスセンターをつなぐネットワークの設置、メンタルヘルスケアを年間6回までMSPでカバーする、炭素税の継続と住民へのリベート増加などだ。

 今回発表された公約では、予防接種の完全無料化、行方不明や殺害された先住民女性の特別捜査班設置、議論となっているSOGI123(州教育省が推奨しているLGBTQの生徒を支援するためのリソース)へのサポートなどを明らかにした。さらに、全ての公立病院で公的薬物使用施設の設置、価値が300万ドル以上の住宅への増税も挙げている。

 環境対策では、環境汚染の原因となっている企業への炭素税増加、環境への影響が懸念されるフラッキング(天然ガス採掘法のひとつ)、パイプライン、液化天然ガスの開発については新たな認可しないとし、天然ガス生産を徐々に減少させると約束した。

(記事 編集部)

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