ブリティッシュ・コロンビア(BC)州北部にある島、ハイダ・グアイの東海岸でホオジロザメが死んでいるのが見つかった。
報道によると連絡を受けたカナダ海洋漁業省(DFO)が調査した結果、このホオジロザメは体長4メートルのオスで、腸には獲物であるアザラシが入っていたという。DFOは死因などの調査のためにサンプルを採取したとしている。
温暖な海域を好むホオジロザメがBC州で発見されるのは珍しいが、これまでにアラスカ湾で発見されたこともあるという。
ブリティッシュコロンビア大学の海洋・漁業研究所の調査によると、温室効果ガス排出量の大幅な減少がない限り、BC州海域の水温は2050年までに約1.5度上昇するとの予測が示されている。DFOは地球温暖化によって今回のホオジロザメような事例はより多く起こる可能性があるとの見解を示している。
DFOによるとBC州沿岸には16種のサメが生息しているという。ホオジロザメも含まれる。一方で、ホオジロザメは、よく言われるような「恐ろしい生物」ではなく人間に危害を及ぼすことは稀だとしている。
(記事 編集部)
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