メトロバンクーバーのバス内で暴行容疑の10代女子3人が有罪に

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州メトロバンクーバーの公共交通機関を担当する警察組織メトロバンクーバー・トランジットポリスは10月17日、7月にスカイトレインとバス内で2件の暴行事件を起こした10代女子3人が暴行と傷害で有罪となったと発表した。

 ニュースリリースによると、1件目は7月11日午後9時ごろ、ニューウエストミンスター市のコロンビア駅からサレー市に向けて走行中のスカイトレインの中で起きた。容疑者の1人がスカイトレインのドアをこじ開けようとしていたのを、ホームステイの女子生徒(16歳)が手を伸ばして防ごうとした。容疑者3人はその生徒を取り囲み、殴る蹴るの暴行を加えたうえ、髪を掴んで引きずった。他の乗客が助けに入り、女子生徒は病院に運ばれた。

 2件目は同日深夜にサレー市で起きた。160番ストリートと100番アベニューからバスに乗り込んだ容疑者たちは、口論となった18歳の女性に殴る蹴るの暴行を加え、髪を掴んで引っ張った。バスは停車し、通報で駆けつけたサレー市警察とトランジット警察の警察官が全員の身元を確認した。

 容疑者3人は、サレー市在住の13歳と17歳、アボツフォード市在住の15歳で、いずれも女子。現在、3人ともそれぞれの保護者の管理下にあり、次回の裁判に向けて待機中だという。

 トランジット・ポリスは、もしも公共交通機関利用中に身の危険を感じたら、911に電話、もしくは87.77.77にテキストメッセージを送るよう呼び掛けている。

(記事 編集部)

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