「大気の川」現象によって大荒れの天気となったブリティッシュ・コロンビア(BC)州南部で、3人が死亡、1人が行方不明となっている。
メトロバンクーバーのコキットラム市では10月19日、家が土砂崩れに遭ったソニア・マクインタイアさんが死亡した。マクインタイアさんは10年以上アスペンウッド小学校の教師を務めていた。コキットラムは特に降雨量が多かった地域で、18日から20日夜にかけて256ミリの雨が降った。
また、バンクーバー島では10月20日に2台の車両が西海岸部にあるサリタ川に流された。犠牲者の1人ケン・ダンカンさんの遺体は21日に車両の近くで発見された。同日にもう1台の車も発見されたが、水位の高さや流れの速さから回収することはできなかった。警察は22日に運転していたボブ・ベイデンさんが車内で死亡しているのを確認したと発表した。
一方コキットラムでは、20日にコキットラム川に流されたとみられるロバート・ベルディングさんの捜索が続いている。コキットラム救助捜索隊はベルディングさんが川に落ちた犬を助けようとしたと推測。犬は後に河岸に流れ着いたところを救助されたが、ベルディングさんの行方は依然わからないままとなっている。
(記事 編集部)
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