カナダポスト労働組合(CUPW)組合員によるストライキが12月17日にようやく解除された。ストは11月から約1カ月に渡って続いていた。
12月15日にカナダ労使関係委員会は労働組合員に対し17日から業務に戻るよう命じた。現在の雇用契約は2025年5月まで延長され、その間に停滞している労使交渉の再開を目指す。一方、CUPWはこの措置を「不法である」とし、1月に違憲訴訟を起こすとしている。
ストは解除されたが、郵便業務がすぐに通常通りに戻るわけではない。カナダポストによると、ホリデーシーズンを前に数百万の郵便物が未配達の状態で、それを処理するのに時間がかかるという。これら未配達分については受付日の早い順に配達される。
ストライキ中に停止されていた新規の郵便物についても受け付けが12月19日から始まった。配達は遠隔地向けが優先される。ただ、新規受け付けの手紙や小包がクリスマスシーズン中に宛先に到着する可能性は低く、遅配は1月まで続くと見られている。
(記事 編集部)
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