宝くじ当選の男性に分け前を求めた同僚の訴えが却下される

 宝くじに当たった男性に対し、勤務先の同僚が分け前を求めていた裁判で、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州最高裁判所は1月10日、同僚の訴えを却下した。

 BC州サレー市在住のマンディープ・シング・マーンさんは2022年8月15日にBC/49で200万ドルが当たった。その後宝くじを共同購入していたという同僚4人が分け前を求めて裁判を起こした。

 原告によると、2021年から2022年までグループチャットを通して週に2回宝くじを共同購入していたという。同僚は、マーンさんがグループの資金を使って当選くじを買ったか、8月15日にグループに頼まれてくじを買ったと主張した。

 これに対しマーンさんは、共同購入は定期的でも頻繁なものでもなかった、当選した宝くじは自分の金で買ったと主張。個人的に毎月約400ドルを宝くじに使っているという。 

 リリアン・バントーラキス裁判長は判決で、同僚たちのマーンさんに金を渡した詳細についての証言に矛盾があり、グループ購入も継続的な購入スケジュールや一定の出資額があったかどうか証拠不十分で証明できないとし、マーンさんが当選くじをグループの金で買ったという証拠はないと説明した。

 宝くじの販売を行うBC州宝くじ公社(BCLC)は、グループ購入をする際はルールと記録を残すよう呼びかけている。

(記事 編集部)

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