メトロバンクーバーがこの冬初めての本格的な雪に見舞われた。2月2日未明から朝にかけて各地で雪が積もった。
カナダ環境・気候変動省は、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州南西部のメトロバンクーバー、サンシャインコースト、バンクーバー島の西部と中部に降雪注意報を出した。メトロバンクーバーでは最大20センチ、標高の高い場所ではさらなる降雪が予想されている。
降雪は道路状況や交通に影響を及ぼしている。ドライブBCは2日朝、トランスカナダハイウェイで複数の車両が横滑りする事故が発生と報告。当局は、冬用タイヤなどを装備するよう呼び掛けている。
公共交通機関も乱れた。スカイトレインや複数のバス路線で遅延が発生したほか、バンクーバー国際空港では、2日にフライトの欠航や遅延が相次いだ。
メトロバンクーバーでは雪が止んでも今後1週間は気温が低下すると予測されている。予報では通常よりも5度〜8度低く、強い風を伴う。寒波は北極気団がBC州内陸部から海岸部に流れ込んでいるのが原因という。気温低下による道路や歩道の凍結の可能性もあるため、カナダ環境・気候変動省は、凍結に備え、前もって歩道を除雪しておくようアドバイスしている。
(記事 編集部)
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