
今月に入りカナダ東部で大雪が続いた。オンタリオ州トロントでは2月8日から16日までに3度の大雪に見舞われ、最大で50センチメートルも積もった。同州ではどの地域も同じ状況で、除雪には数日かかるという。気温も氷点下15度まで下がる日もあり、厳しい2月の寒さとなった。この大雪のためトロント空港は欠航や遅れが生じ、混乱した。
オンタリオ州の北東に隣接するケベック州でも同様に大雪となった。モントリオールでは2月13日から16日の4日間で約70センチも降ったという。短期間にこれだけの雪が降るのは1898年以来の記録とウェザーニュースが伝えた。
雪は東海岸州も襲った。海沿いのため例年なら雪が積もっても凍ることはほとんどないというノバスコシア州でも、大雪の上に気温が低く解けかかった雪が翌朝に凍りつくため雪かきならぬ氷かきに追われる毎日という。ハリファックス市に近い郊外に住む50代男性は、道路に出る自宅前のドライブウェイが凍りついているため氷を割って除去するのに4日かかったと語った。
来週にかけては各地とも大雪などの厳しい予報は出されていない。
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(記事 編集部)
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