アルコール提供時間の延長についてバンクーバー市が意見を募集

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市は、市内のレストランやバーなど飲食店でのアルコール提供時間について、延長するべきかどうか市民の意見を募っている

 バンクーバー市の現行ルールでは、レストランがアルコール類を提供できるのは平日が午前1時まで、週末は午前2時まで。一方、バー・パブ・ナイトクラブなどでは、午前1時〜午前3時と店舗の場所と曜日によって異なる。午前3時まで許可されているのはダウンタウンの一部地域のみ。

 今回の議案では、アルコール提供時間をバンクーバー市内全てのレストランで平日・週末とも午前2時まで、ダウンタウンの全てのバー・パブ・ナイトクラブでは平日・週末とも午前3時までに延長する。

 市の発表によると、これはビジネス界からの要望に基づくもので、現行法は2004年以来ほぼ変更されていないという。市民の健康や安全を優先しつつ、ビジネスの規制を緩和し、地域の振興を図るとしている。

 同案が可決された場合、アルコール提供時間の延長を希望する飲食店はBC州政府とバンクーバー市の認可が必要となる。州政府と市は、騒音など地域への影響について調査を行い、申請の可否を決定する。

 この案についての意見はバンクーバー市のウェブサイトから提出することができる。提出は3月9日まで。https://www.shapeyourcity.ca/liquor-hours

(記事 編集部)

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