
今季開幕から全戦全勝と好調だったホワイトキャップスだが、この日は3失点で初黒星となった。
3月22日(BCプレース:18,717)
バンクーバー・ホワイトキャップス 1-3 シカゴ・ファイヤーFC
開始早々の1分にいきなり失点で0-1。しかし14分にはリオス(FW)が決め同点に。前半は1-1で折り返した。後半も激しい攻撃を続けるも得点につながらず。逆に62分に2点目、アディショナルタイムに3点目を許した。
主力がいない中「自分がどう助けられるか」を考えて
キャプテンのゴールドもストライカーのホワイトもスターティング11に名前がなかった。この日の主力はGK高丘とDFベセリノビッチのみ。ポートランドでの今季開幕戦で衝撃デビューをしたFWネルソンが3試合ぶりに先発出場した。
完全に主力を欠く中での試合となったがソレンセン監督は「戦える選手でどう戦うかを考える」と試合後に語った。ケガで欠場のゴールドについては復帰目途が立っていないという。「次の試合には良くなっているかもしれないし、しばらくかかるかもしれない」と説明した。LAギャラクシー戦で負傷したDFアデクベは復帰間近という。
高丘は7、8人主力を欠いた試合でいつもと違った選手が出場する中で「自分がどうやって助けられるかというのは考えながらやっていた」と振り返った。それでも「そこがうまく今日はできなかったと思う」と責任を負った。
自身も今季最多の3失点。チームメートを鼓舞する姿を見せ、好セーブで何度もチームの失点危機を救ったが守り切れなかった。

「うまくゲームをコントロールできなかったと思います」と高丘。「(点の)失い方が悪かったり、ミスからやられたり」と失点を振り返り、「リスクマネージメントも含めてもう少しいい準備ができたと思う」と反省を口にした。
3月15日ダラスでのFCダラス戦ではクリーンシートで1日早いバースデープレゼントを自身に贈ったばかりだった。
CONCACAFチャンピオンズカップは準決勝に進出、過密スケジュールが続く
レギュラーシーズン前から続いているCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)チャンピオンズカップ(CCC)で準決勝に進んだ。次の相手は昨年のリーグスカップで戦ったメキシコのプーマスUNAM。
4月2日BCプレースで、4月9日にメキシコで対戦する。その前には3月29日にトロントで、4月5日にはBCプレースでコロラドとのレギュラーシーズンがある。
高丘はCCC準々決勝には出場していないものの、過密スケジュールについては「もう慣れてます」と気に留めていない様子。「そこの調整はちゃんとやっていきたいと思います」といつも通り次の試合を見据えた。
4月、5月のホームゲーム
4月2日(水)プーマスUNAM戦 6:30pm(CCC)
4月5日(土)コロラド・ラピッズ戦 6:30pm
4月12日(土)オースティンFC戦 4:30pm
5月3日(土)レアル・ソルトレイク戦 6:30pm
5月11日(日)LAFC戦 4:00pm
5月28日(水)ミネソタ・ユナイテッドFC戦 7:30pm
5月31日(土) ポートランド・ティンバーズ戦 6:30pm
(取材 三島直美/写真 斉藤光一)
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