元バンクーバー市長のグレゴール・ロバートソン氏が連邦総選挙に自由党候補として立候補することを表明した。
3月23日の声明でロバートソン氏は自由党マーク・カーニー党首から出馬の打診があったことを明かし「私たちは今、前代未聞の緊急かつ複雑な課題を抱えている。それに立ち向かい、我々を導くことができるのはマーク・カーニー自由党党首をおいて他にいない」と述べた。
ロバートソン氏が出馬するのはバンクーバー市フレーザービュー・サウスバーナビー選挙区。今回新しく設置された選挙区だが、旧バンクーバー・サウス選挙区の大部分を引き継ぐ。バンクーバー・サウス選挙区は自由党のハージット・セイジャン氏が長く議員を務めていたが、今回選挙には出馬しないことを表明している。
バンクーバー・サウス選挙区は設置された2003年から自由党と保守党が競い合う激戦区で、2015年からはセイジャン氏が議席を維持していた。新民主党(NDP)候補が勝利したことはない。新しいフレーザービュー・サウスバーナビー選挙区でも2党の熾烈な争いが予想されている。
ロバートソン氏は2008年から2018年までバンクーバー市長を務め、自転車専用レーンの拡大や違法薬物の非犯罪化などに注力した。2005年から2008年にはBCNDP所属の州議会議員を務めている。
(記事 編集部)
合わせて読みたい関連記事