
MLS(メジャーリーグサッカー)西カンファレンス首位を走るバンクーバー・ホワイトキャップスFCは5日、BCプレースにコロラド・ラピッズを迎えた。
4月5日(BCプレース:17,993)
バンクーバー・ホワイトキャップス 2-0 コロラド・ラピッズ
ホワイトキャップスは前節欠場したエースのFWホワイトが先発復帰。前半19分、右サイドからのクロスに合わせて先制ゴールを決め、今季通算4点目をあげた。さらに前半38分には、FWアーメドの右サイドからのパスを受けたFWサービーがゴール前で冷静に押し込み、移籍後初ゴール。キャップスは前半にリードした2点を守り切った。
前回の反省を生かし、無失点で首位キープ
ホワイトキャップスはこの試合を終え、今季通算5勝1敗1分と開幕7試合で勝ち点を16に伸ばして、クラブ史上最も好調なスタートダッシュで開幕から首位を堅持している。
この日は攻撃がかみ合い前半に2点をリード。キャプテンのゴールドは引き続き欠場中だが攻撃の厚みは着実に戻りつつある。
一方守りはこの日も固く、相手にほとんど決定機を与えなかった。GK高丘は安定した守りでレギュラーシーズンでは今季3度目のクリーンシート。「90分間通して僕たちが試合を支配できていました」と冷静に分析した。
「今日ホームで勝ち点3を取るというのは、首位でいるために非常に重要な試合だったので勝ち切れて良かった」とも。主力の多くを欠き厳しい状況だったが「そういったイレギュラーな時にきちんと自分が仕事しないといけないなと思っている」と話し、「今日は(前節シカゴ戦での失点した)反省をある程度活かせたと思います」と手応えを口にした。
連戦には「日本の頃から慣れている」と語った一方で、「こちらだと移動が日本とは比べものにならないくらい大変なので、あとは時差の調整とか」と続け、北米ならではの遠距離移動や時差の影響に触れた。それでも「もう3年目なのでかなりアジャストできていますし、問題ないかなと思います」と、国際大会と並行する過密なスケジュールでも安定感を崩さない秘訣を語った。
次戦はチャンピオンズカップ準々決勝第2レグ
現在チームはレギュラーシーズンと並行して行われているCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)チャンピオンズカップ(CCC)に出場中で、次は準々決勝第2レグに臨む。対戦相手はプーマスUNAM。第1レグは4月2日にホームで1−1で引き分けた。第2レグは4月9日、アウェイのメキシコ・シティで対戦する。勝てば間違いなく、引き分けでも得点次第では準決勝に進出する。
4月、5月のホームゲーム
4月12日(土) オースティンFC戦 4:30pm
5月3日(土) レアル・ソルトレイク戦 6:30pm
5月11日(日) LAFC戦 4:00pm
5月28日(水) ミネソタ・ユナイテッドFC戦 7:30pm
5月31日(土) ポートランド・ティンバーズ戦 6:30pm
(取材 田上 麻里亜)
合わせて読みたい関連記事