アマチュアサッカー選手らが出身国や民族的バックグラウンド別でチームに分かれてプレイする、ネーションズカップのユース向け大会、「ユースネーションズカップ」が、10月8日から10日までクローバーデールアスレチックパークで開催された。
ユース大会ということで U18でプレイする2004年以降に生まれた子どもたちが試合に参加した。
大人向けの大会、ネーションズカップは以前から毎年、リッチモンドで開催されてきた。2019年7月の大会後は2020年、2021年と2年連続でキャンセルとなった。
ユース部門の大会は今年が初めての開催で、今回はトーナメント方式などで順位を決めずに、国別対抗イベントとして行われた。3日間の開催期間に各チームが2~3試合を戦った。
男子で参加したのは、日本とカナダ以外には、インド、南太平洋/フィジー、イタリア、先住民、クロアチア、ラテンアメリカ、中国の9カ国と地域。各チームとも普段は住んでいる地域のトップチームでプレイする選手が多数参加して、レベルの高い戦いとなった。
日本チームはラテンアメリカとの初戦を2-0と競り勝った。続くインド戦は1-4で敗れたが、NIFA先住民グループに対しては12-0 で圧勝。2勝1敗で大会を終えた。
チームを率いた 馬目広三さんは、「大会を通して日系の子ども達がたくさん集まってくれました。次回の大きな大会は来年夏のメンズネーションズカップです。その間、今まで集まった選手たちとのトレーニング、他の大会やリーグ戦、練習試合を通して次の大会に向けて頑張っていきたいと思います」と力強く抱負を語った。
今後は活動をしながら新しいメンバーのリクルートも同時に行っていくという。
連絡先
mitchtasaka@gmail.com
ユースネーションズカップ(2021年)
https://ja.youthnationscup.com
(取材 西川桂子)
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