メトロバンクーバーのスティーブストンで1月15日、毎年恒例のニシンのチャリティ販売が行われた。イベントはFishermen Helping Kids With Cancerが主催していて、毎年数千ドルの売り上げを、BCチルドレンズ・ホスピタルでがんの治療を受けている子どもたちのために寄付している。
料金は20パウンドの袋ひとつが20ドルで、オンラインでチケットを販売。新型コロナウイルス感染拡大により、ドライブスルー形式で行われた。チケットは時間枠別であったため、購入した人は指定の時間に受け取った。
Fishermen Helping Kids With Cancerによると、今年はチケット2,000枚。売上は4万ドルだったが、引き続きウェブサイトで寄付を受け付けていて、今年の最終寄付額はまだ分からないとのこと。船の燃料をはじめとするコストは団体らが負担していて、売り上げの100%は寄付金となる。
今年で11回目を迎えるイベントは、これまでに100万ドル近くを集めた。
友人から頼まれた1袋と合わせて3袋購入したという日本人男性は「以前は朝から会場に行って並んで購入していましたが、コロナのおかげで予約販売、ドライブスルーの受け取りで便利になりました」と微笑んだ。
朝に受け取り、夜までかけて40パウンドのニシンをさばいて、新鮮なうちに一部を刺身で食べて、残りは冷凍保存した。友人や知人にも「おすそ分け」するという。
「おいしいニシンがたくさん手に入る上、がんと戦う子どもをサポートできるので、毎年利用しています」
前回のチャリティ販売は2020年12月5日に行われた。
Fishermen Helping Kids With Cancer
http://www.fhkwc.ca/index.html
寄付は引き続き受け付け中。
https://secure.bcchf.ca/SuperheroPages/main.cfm?Member=19160&Event=ICE
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