新型コロナウイルスに関する規制の一部が2月16日で緩和されて初めての連休となった週末、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では混みあった地域も多かった。
新雪が降りパウダースノーとなったウィスラーでは、地元の人だけでなく、観光客も詰めかけ、リフト前やビレッジは大混雑となった。
ウィスラー在住の野口英雄さんは連休の混雑について「ウィスラービレッジからブラックコム山に向かうエクスカリバーゴンドラでは待ち時間は15分程度だったと思います」と語った。しかし、接続するリフトが休止していたため、中間駅で下ろされることになり、そこで長蛇の列ができたという。
「昨年は上るのに2〜3時間待ちでしたが、今年はリフトのキャパシティいっぱいまで乗せているので、中間駅で並んだ時間も30分ぐらいでした」。昨年は、ソーシャルディスタンス確保のため、一台のリフトへの乗車人数を制限していたため、列がはけるのに時間がかかった。
ビクトリアを訪れたリチャードさんは、「パンデミックが始まってから、ホテルを予約せずに、何度かバンクーバー島を訪れました。これまでは問題はなかったのですが、今回は予約サイトでビクトリア周辺では3カ所しか空き室のあるホテルを見つけられませんでした。油断しましたね」と苦笑した。
フェリーも17日に予約を試みたが、予約チケットは売り切れで、スタンドバイのみだったという。連休最終日ではなく、1日早く日曜日にロワーメインランドに戻ったが、混んでいて、1便待ってようやく乗ることができた。
ナナイモの祖父母に久しぶりに会ったというルシアさんは、金曜日と火曜日は仕事を休みにして、金曜に出発して、火曜日に戻って来たという。「オミクロンでクリスマスディナーもキャンセルになったので、会うのは夏以来のことでした」とほほ笑んだ。
ジョン・ホーガンBC州首相はファミリーデーに際して、「(多くの州民が)公衆衛生ガイドラインに従い、またワクチン接種を受けることにより、再び友人や家族と安全に安心して集まることができるようになりました」と感謝のメッセージを送った。
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