新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、感染者数が減少しているとして、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府が感染を防ぐための規制を緩和することを3月10日、発表した。
まず、3月11日から、BC州では、屋内でのマスク着用義務の廃止、長期療養施設訪問や宗教上の集まり、青少年の泊まりキャンプでの制限緩和が行われる。
さらに4月8日からは、ワクチン接種を終えていることを示すBCワクチンカード提示義務の撤廃を予定している。
3月11日午前12時1分からの変更
* 屋内の公共の場でのマスク着用は個人の自由に。希望する人は引き続き着用。
* ビジネス、企業、組織などは、引き続き、建物や部屋の中で着用を求めることもできる。
* 宗教上の集まりやイベントでのワクチン接種状況による参加者制限は解除する。
* 職場において安全を確保するための屋内の共通エリアでのマスク着用については、業務や特定の状況により従業員が決めることができる。
* 青少年の泊まりでのキャンプでは、新型コロナウイルス安全計画の提出が不要に。
* 公共交通機関やBCフェリーでのマスク着用を引き続き勧めるが、公衆衛生命令として着用義務は終了。
*春休み以降、キンダーガーデンから12年生の学校でのマスク着用は不要に。
長期療養施設での規制
* 施設を訪れる人がワクチン接種を終えていて、かつ施設でスクリーニングを行う場合は、3月18日より訪問者数を制限しない。
* 一部施設は18日までに、上記の変更を行ってもよい。施設を訪れる前に、訪問先に状況を確認する。
4月8日午前12時01分からの変更
* 不要不急のイベント、サービス、ビジネス利用時のBCワクチンカードの提示は不要に。レストランなどを訪れるときにワクチンカードの提示が不要になる。
* ただし、ビジネス、企業、組織などは、建物や施設に入る際にカード提示を求めるかについて決めることができる。 引き続き、提示を求めることもできる。
* 大学の寮などに入る際、ワクチン接種完了が必要だったが、その制限を廃止する。ワクチン接種を終えていなくても入寮が可能となる。
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