カナダ中央銀行が金利を1.0%に引き上げ

 カナダ中央銀行(カナダ銀行)が4月13日、 金利を0.5%から1.0%に引き上げた。0.5%の大幅な利上げは2000年5月以来で、22年ぶり。カナダ中銀のティフ・マックレム総裁は、インフレが進み、当初予測したより長い間、この状態が続くと見ているいう。

インフレが落ち着くのは2023年下半期か?

 1月のMPR(金融政策報告書)では、消費者物価指数(CPI)はカナダ中銀の予測を上回り、5.7%となった。これはエネルギーや食品価格の高騰、サプライチェーンの混乱を受けたもので、現在、2022年上半期のCPIは平均で6%近くになると予測されている。

 現行水準が今後もしばらく続いたあとは、2023年後半に2.5%、2024年に2%まで下がると見ているが、インフレが長引く恐れもある。

 マックレム総裁は4月25日に国債の購入を停止して、資産規模を縮小していくことも発表した。

国名最新%以前%年月
スイス-0.75-0.752022年3月
日本-0.1-0.12022年3月
ヨーロッパ002022年3月
オーストラリア0.10.12022年4月
シンガポール0.330.412022年2月
アメリカ0.50.252022年3月
イギリス0.750.52022年3月
カナダ10.52022年4月
韓国1.51.252022年4月
中国3.73.72022年4月
インド442022年4月
南アフリカ4.2542022年3月
メキシコ6.562022年3月
ブラジル11.7510.752022年3月
トルコ14142022年3月
ロシア17202022年4月
https://tradingeconomics.com より



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