カナダ統計局が4月20日、3月の消費者物価指数(CPI)が前年比で6.7%増となったと明らかにした。2月は5.7%増で、1%上昇したことになる。また、1991年1月に6.9%を記録して以来の高水準となった。
住宅市場における価格圧力や供給の大規模な制約、紛争を背景に、エネルギー、商品、農産物がインフレとなっている。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ガソリンや燃料費が特に上昇。ガソリン価格は前月比で11.8%増、前年比では39.8%増となった。
食品価格も上昇していて、前年比8.7%の値上がりとなった。乳製品や卵は前年比8.5%で1983年2月以来の高い水準となった。特にバターが前年比16%、チーズ10.4%で、価格増の要因となっている。 特に値上がりしたガソリンを除いても、CPIは前年比5.5%だった。
一方、雇用は復活しつつあり、3月の失業率は5.3%。また、3月の平均時給は前年比で3.4%上昇した。
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