ブリティッシュ・コロンビア(BC)州南部を再び熱波が覆うとの予報が出された。環境・気候変動省は8月16日にメトロバンクーバーを含むBC州南部と西部に高温警報を発令。暑さのピークは、8月17日と18日なると注意を呼びかけた。
ウェザーネットワークによると、両日とも気温は、バンクーバーなどの海岸沿いで最高気温29度、内陸部で35度になるとの予報。体感温度はさらに高くバンクーバーでも35度になると予測している。
気温は19日には一旦落ち着くが、晴天はしばらく続く予報で、来週半ばから週末にかけて再び25度を超える暑さになるとしている。
さらに最低気温も例年より約5度高い日が続くため、環境省は、体調管理にはくれぐれも気をつけるよう、熱中症対策を呼びかけている。
熱中症の症状には、めまい、頭痛、吐き気、喉の渇き、激しい呼吸や心拍数の増加などがある。こうした症状が出た場合には、無理をせず、すぐに日陰に入る、エアコンの効いた涼しいところで休憩をする、水を飲む、必要なときには助けを求めるなどの対策を取るよう促している。
BC州南部は7月最終週から8月初旬にかけて、約1週間続く熱波に見舞われ、30度前後の気温が長く続いた。BC検視局はこの期間に16人が暑さが原因で死亡したとみられると発表している。
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