サンクスギビング・デーの3連休としては季節外れに暖かい日がバンクーバーで続いた。
9日は夜になっても気温が15度を超えるところが多く、バンクーバーやノースバンクーバーで16度、ミッションでは18度と、日中の最高気温さながらの高温となった。
日中はケローナやペンバートンで25度を超え、これまでの最高気温記録を更新したところもあり、夏を思わせる陽気となった。
気温が高い傾向は今週いっぱい続く見込みで、バンクーバーでも20度、アボツフォードでは20度半ばまで気温が上昇すると予測されている。
長期予報では10月のブリティッシュ・コロンビア(BC)州は例年よりも気温が高くなるとなっており、日によってはまだまだ過去最高を記録する日もあるだろうとのこと。
9月も例年になく暑い日が続いたバンクーバーだが、今年の秋は例年より少し気温が高く、雨のシーズンも遅れそうだ。
例年より遅くまで山火事の危険が続く
例年ならすでに雨のシーズンに入っているBC州南西部だが、今年は晴れて気温が高い日が続いているため、山火事発生の危険も続いている。
B.C. Wildfire Serviceは10月10日、BC南東部のウエスト・クートニー地区にあるGilpin Grasslands Parkで山火事が発生したと報告。民家に直接被害が及ぶ可能性は低いものの、ハイウェイ3から目視できるほどのところまできていると注意を呼び掛けている。
B.C. Wildfire Serviceによると、先週だけで61件の新たな山火事が発生しているという。
メトロバンクーバーやビクトリアを含むBC州南西部には、山火事発生レベル ‘Extreme’の最高レベルが出されている。Extremeとは、森林が極度に乾燥し、火災の危険性が非常に高まっている状況で、新たな火災が発生しやすく、急速に拡大し、消火活動が困難になるとBC州で定義されている。
BC州南部では引き続き晴天の予報が出され、雨が降らない状況が続くため、山火事の危険レベルもしばらくは続くとみられている。
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