閉店危機のキャットカフェに10万ドル以上の支援金集まる

 閉店の危機に追い込まれていたブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバーのキャットカフェ(猫カフェ)が、息を吹き返した。

 Catoro Cafeは、バブルティーを楽しみながら保護猫と遊べるカフェで、猫のアダプション・サービスも行っている。サスカチュワン州の猫の保護団体と協力しており、2019年の開店以来、850匹以上の猫が新たな飼い主に引き取られたという。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響と諸経費の高騰により経営が悪化、閉店の危機に陥った。そこで、オンライン・クラウドファンディングで支援を募ったところ、1週間後の1月12日には、目標額の10万ドルを超える約104,000ドルの支援金が集まった。

 CBC電子版のインタビューに対し、同店マネージャーのVictoria Vandenbergheさんは、「集まった支援金の額に驚いています。コミュニティの(店を)続けてほしいという思いを感じました」と話した。支援金はBC州外からも集まり、その多くは同店から猫を引き取った飼い主たちだったという。

 支援金の大部分は、新型コロナのために膨らんだ負債に充てるという。Vandenbergheさんは、スタッフは店の継続を喜んでいるとし、2023年は事業の拡大も考えていると話している。また、集まった支援金の一部は猫の保護団体に送る予定とも語っている。

(記事 編集部)

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