天皇陛下が2月23日に63歳の誕生日を迎えられるのを祝う天皇誕生日祝賀レセプションが在バンクーバー日本国総領事館主催で2月6日に開催された。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議員、バンクーバー市議、各国在外公館代表、そして、バンクーバー日系コミュニティで活躍する財文化界からも多くの人が出席し、天皇陛下の誕生日を祝った。
丸山浩平総領事は「天皇陛下の誕生日を世界で最も友好な二国間関係を築いているカナダと日本のみなさまと一緒に祝福できることを光栄に思います」とあいさつ。今年は日加修好95周年という記念の年にあたり、1月には岸田文雄首相がオタワを訪問しジャスティン・トルドー首相と会談して国際安全保障、経済・貿易、今年5月に広島で開催されるG7(7カ国首脳会議)の成功に向けた意見を交換したと紹介した。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州はアジアとの玄関口であり、ビジネス、教育、文化、人々の交流が盛んで、当地に大きな日系カナダ人コミュニティがあることでも日加関係の深い歴史を示すものと語り、こうした関係を築いてきた関係者に感謝の言葉を贈った。
BC州ブルース・ラルストン森林大臣は、ジャネット・オースティン副総督、BC州デイビッド・イービー州首相と共に「天皇陛下63歳の誕生日をお祝い申し上げます」と祝福の言葉を贈った。BC州議会はこの日議会開始の副総督演説(Throne speech)が行われたため、「数人しかここに来る許可が下りなかった」と説明。日本とBC州との友好関係は長く、桜の咲くころになると日系人との関係の深さを思い起こすと語り、カナダ国内でBC州が最も日本との姉妹都市・友好都市が多いと紹介した。
BC州にとって日本は重要な経済相手国でもあり、日本にとってもBC州がさまざまなビジネス分野で重要な相手となると信じていると語り「今夜こうして皆さんと一緒に天皇の誕生日と日本とカナダ・BC州の関係を祝えることをうれしく思います」と、乾杯の音頭を取った。
レセプションには約300人が出席。バンクーバー市内ホテルの会場は華やかな雰囲気に包まれ、主席者は日本食や日本酒に舌鼓を打ちながら歓談した。
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