リッチモンド桜まつり(Richmond Cherry Blossom Festival)が、リッチモンド市の最南端スティーブストンで4月2日に開催される。スティーブストンは日系カナダ人と関係の深い街で、特に和歌山県からの移民が多いことで知られる。日系コミュニティにゆかりの建築物や施設も多い。
そのスティーブストンを一面さくら色に染めるのが、BC和歌山県人会が寄贈したあけぼの桜。
フェスティバルのホームページによると、スティーブストン・ギャリーポイントパークにある桜は、ミレニアムとBC和歌山県人会創立35周年を記念して、10年がかりで行われた美化プロジェクトの一環として植えられたものという。
オリジナルの桜の木々は、2000年に久野庭園の隣に植えられ、植樹プロジェクトは2010年に完了した。
このギャリーポイントパークにある255本の桜の美しさを紹介し、BC和歌山県人会から市に桜が寄贈されたことを記念して、2017年に始まったのがリッチモンド桜まつり。リッチモンド市が主催し、和歌山県人会が運営している。
リッチモンドと和歌山県のつながりの深さに思いをはせ、今の日加の友好を楽しめるリッチモンド桜まつりは、4月2日(日)11時~4時まで、リッチモンド市スティーブストンのギャリーポイントパークで開催される。
公式ウェブサイト:https://richmondcherryblossomfest.ca/
久野庭園:1888年に和歌山県から初めて移住してきた久野儀兵衛にちなんで名付けられた。久野は、この地域の移民の父として知られ、海の向こうからリッチモンドにやってくる何世代もの移民のパイオニアとなった。
合わせて読みたい関連記事