メトロバンクーバーで5月1日から自宅や企業での芝生への散水が週1日に制限される。メトロバンクーバーが4月5日に、バンクーバー市が4月20日に発表した。規制は10月15日まで適用され、この制限時間外に水をまくと250ドルの罰金が課される可能性があると市は通知している。
今年の水やりの許可時間は以下の通り。
住宅用芝生への散水可能時間
- 住所が偶数番号の住宅:毎週土曜日—自動散水5:00 amから7:00 am、手動水撒き6:00 amから9:00 am
- 住所が奇数番号の住宅:毎週日曜日—自動散水5:00 amから7:00 am、手動水撒き6:00 amから9:00 am
樹木、低木、花への水やりは、スプリンクラーなら曜日に関係なく午前5時から9時まで、手動や点滴灌漑はいつでも可能。
住宅以外の芝生への散水可能時間
- 住所が偶数番号の対象場所:毎週月曜日—自動散水4:00 amから6:00 am、手動水撒き6:00 amから9:00 am
- 住所が奇数番号の対象場所:毎週火曜日—自動散水4:00 amから6:00 am、手動水撒き6:00 amから9:00 am
樹木、低木、花への水やりは、スプリンクラーなら曜日に関係なく午前4時から9時まで、手動や点滴灌漑はいつでも可能。
水撒き規制は、バンクーバーの飲料水保全条例によって制定されている。節水の取り組みは、夏の暑く乾燥した時期に飲料水などの生活用水を確保するために実施される。
バンクーバー市によると、水供給システムは気候における雨や雪の年間パターンに合わせて構築しているが、気候の変化により水の需要が毎年高まっているという。夏の飲料水需要は増加する一方で、雨の日が少なくなっているため干ばつの影響を受けやすくなり、毎年利用できる飲料水が少なくなっていると説明している。
昨年は秋に晴天が続いたため、10月15日としていた節水規制終了日を10月末までに延長した。
(記事 編集部)
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