BCフェリーは6月22日、今夏予想されるフェリーサービスの運航キャンセルに備えるよう注意を呼びかけた。
同社は今年に入って1,200人という記録的な新規雇用を行ったが、それでもスタッフ不足は解消されていないという。5月には、ボーエン島とホーシュー・ベイ(ウエストバンクーバー)をつなぐ便が半日に渡って運休されたほか、22日にもスタッフ不足で2便がキャンセルされた。850人の新規採用を行った昨年もクルー不足による運休が300回発生した。
同社社長兼CEOのNicolas Jimenez氏は、この先どのくらいの新規雇用が必要なのか、またこの夏予想されるキャンセル数については分からないと話す。それぞれの船舶は必要なスタッフ数が定められているが、バックアップ・スタッフがいないのが現状で、それが問題になっているという。スタッフ不足は、特にバンクーバー島側の港のスワーツ・ベイ(ビクトリア)とナナイモで顕著だとしている。
同社は夏の増便を予定しており、現時点から9月のレイバー・デイ(9月第1月曜日)にかけて、260万台の車両と700万人の乗客の利用を予想している。そのため、賃金増加などでさらなる人材雇用を目指すとともに、乗客には事前予約とオフピーク時の利用を呼びかけている。
BCフェリーウェブサイト: https://www.bcferries.com/
(記事 編集部)
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