カナダ政府が低中所得者を対象とした「グロセリー給付金」の支払いを開始した。対象となる国民には7月5日に給付される。
この給付金は、実質的にGST/HST税額控除の倍増であり、今年の連邦予算で承認された。これは食料品価格上昇への対応を目的としているため「グロセリー給付金(grocery rebate)」と名付けられているが、食料品に使用するかどうかは自由。特に使い道が限定されているものではない。
政府はこの給付金に25億ドルを計上、国内で約1,100万人が対象となる。
GST/HST税額控除という位置づけのため、給付対象となるには2021年分のタックスリターンを2022年に申告していることが条件。
受け取る金額は、2023年1月時点の家族構成と2021年分タックスリターンの世帯所得によって決定されるとカナダ政府のウェブサイトで説明している。
給付金受け取りのために申請をする必要はなく、カナダ歳入庁(CRA)に登録している還付金受け取り方法(銀行振込、もしくは小切手郵送)で対象者に自動的に給付される。
対象者の給付額は以下の通り。
大人一人世帯の場合
$234(子どもなし)
$387(子ども1人)
$467(子ども2人)
$548(子ども3人)
$628(子ども4人)
大人二人世帯の場合(配偶者、コモンローパートナーがいる場合)
$306(子どもなし)
$387(子ども1人)
$467(子ども2人)
$548(子ども3人)
$628(子ども4人)
(記事 編集部)
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