バンクーバーもいよいよ夏本番!これから夏のイベントが目白押し。なかでも注目はやっぱり日系のお祭り「パウエル祭」。今年47回目を迎えるバンクーバーの夏の風物詩。
「パウエル祭」を運営するパウエルストリート・フェスティバル・ソサエティは、7月6日に全日程を発表。早速プログラム・コーディネーターの小西実樹さんに今年の見どころを聞いた。
日本から参加するパフォーマーがすごい
小西さんは、「今年は日本から参加してくれるパフォーマーに注目です」と切り出した。最初に紹介したのは、鏡味味千代さんの「大神楽」。ポンポンブラザーズの鏡味勇二郎氏に弟子入りして芸を磨いた鏡味さんは、これまでも海外での公演も多く、今回初めてパウエル祭で公演する。8月6日午後3時から3時30分までファイアーホール劇場で。
次はがらりと変わり、今人気急上昇中というJ-popグループ「EPITHYMiA」(エビシミア)。5人組の男性グループで、パウエル祭での公演はデビュー前の北米ツアーだとか。「EPITHYMiA」はギリシャ語で「願い」という意味だという。パフォーマンスは5日6時30分からダイアモンドステージで。
ほかにはトロントから参加のten tenもおススメと小西さん。三味線、太鼓、篠笛、尺八という日本の伝統楽器で民謡にインスピレーションを受けたオリジナル音楽を演奏するトリオ。小西さんによると「鏡味さんと一緒に獅子舞の紹介をしてくれます」と言う。こちらも要チェックだ。
毎年参加のバンクーバー日系コミュニティのプログラムも健在
小西さんは「多くの団体や個人の方が毎年参加してくれるのでとても楽しいです」という。ただ、新しいプログラムと恒例プログラムのバランスの取るのが「なかなか大変です」と笑う。
パウエル祭で人気のパフォーマンスは和太鼓。今年は和太鼓グループが多く参加している。その他では、もちろん、「お神輿、相撲大会などは人気で、今年も開催されます」。綱引きやスイカ割もある。
ほかに注目は子どもが楽しめるプログラムが充実していること。今年は、バンクーバー日本語学校で、H.R.マックミラン・スペースセンターとのコラボによる「プラネタリウムで七夕」、「プラネタリウムで日系書籍朗読」が開催される。もちろん大人も楽しめるとのこと。当日会場での事前申し込みが必要。
珍しいところでは、ドキュメンタリーフィルムの上映会も紹介した。「ノモト:B.C.の悲劇」というタイトルで、6日にファイアーホール劇場で上映される。
当日は水分補給など体調管理に十分注意して楽しんで
パウエル祭と言えば、やっぱり日本フード。毎年ズラリと並ぶ屋台には、たこ焼き、焼きそば、お好み焼き、焼き鳥、夏に欠かせないかき氷に、アイスクリーム、他に甘味ならまんじゅう、クレープなどなど、選ぶのに困るほど。
毎年充実したプログラムのパウエル祭は、2日間では全てを回るのは不可能。小西さんは、「パウエル祭のいいところはプログラムがどれも無料なところです。事前にプログラムをチェックして、興味があるところから回るのがお勧めです」と笑う。
また「当日は暑くなることが多いので、水分補給など体調管理に十分注意して楽しんでほしいです」と話した。
パウエル祭
日時:8月5日、6日 11:30 am – 7:00 pm
会場:オッペンハイマー公園、バンクーバー仏教会、ファイアーホール劇場、バンクーバー日本語学校(公園や学校の周辺の通りも歩行者天国で会場となっている)
ウェブサイト:https://powellstreetfestival.com/
*ウェブサイト・プログラムページ(https://powellstreetfestival.com/all-festival-events/)から、2日間の日程表(日英語併記)と会場マップのPDFがダウンロードできる。
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