8月中旬はメトロバンクーバーでも30度超えも、熱波襲来に注意呼び掛け

暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by The Vancouver Shinpo
暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by The Vancouver Shinpo

 バンクーバーを含むブリティッシュ・コロンビア(BC)州南西部で8月14日以降、例年より暑くなると予想されていることから、BC州政府が注意を呼び掛けた。

 8月10日、記者会見したBC州政府ボウイン・マー危機管理大臣は、各市でクーリングセンターなどを設置して準備すると発表。「特に暑さに弱い人にとっては、31度以上の室内温度は危険なため、暑さ対策の一環として、家の中の気温が危険な状態になった場合に家以外で涼むことができる場所を確認しておくことが重要」と注意喚起した。

 カナダ環境省によると14日以降は1週間にわたりバンクーバー市でも最高気温が26度まで上がるとの予報で、メトロバンクーバー内陸部のアボツフォード市では31度となっている。州南東部では35度を超えるとの予報で、熱波対策を呼び掛けた。

干ばつレベルは過去に例がないほど最悪の事態に

 干ばつの状況についても改めて報告した。BC州では5段階の干ばつレベル(最悪レベルは5)のうち4以上が、34地区のうち28地区になっているという。7月中旬には17地区だったが、事態は悪化している。

 マー大臣はBC州でこれまでに経験したことのない極端な干ばつ状態にあると述べ、節水への協力を呼び掛けた。

 メトロバンクーバーでは8月4日から全ての芝生への散水を禁止する散水制限ステージ2で、10月15日まで実施される。

BC州の猛暑対策ページ: https://www2.gov.bc.ca/gov/content/safety/emergency-management/preparedbc/know-your-hazards/severe-weather/extreme-heat

(記事 編集部)

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