バンクーバー・ホワイトキャップスは8月20日からシーズンが再開、後半戦も佳境に入る。ここまでチームはMLSレギュラーシーズン22試合を戦って8勝7敗7分と勝ち越し、ポイント31で西カンファレンス7位につけている。
今季から加入したGK高丘陽平選手は、21試合に出場、無失点試合5、失点29、得点に絡むセカンド・アシストが1付いている。
シーズン再開までの過ごし方で、行方が決まる
プレーオフ進出を掛け激戦となる後半。8月4日、リーグスカップでメキシコのティグレスと対戦しPK戦の末に敗れて敗退した後の記者会見で、Vanni Sartini監督は「今のチームでプレーオフ進出できなれば犯罪だ」とまで言い切った。それほどいいチームだと自負する。
高丘選手に話を聞くと、「(シーズン再開に突入する20日までの)過ごし方で残りのシーズンの結果が変わってくると思う」という。自分自身でやることはそれほどいつもと変わりないとしながらも、「リカバリーしながら、かつ自分の能力を高めるために時間をしっかり使いたい」と後半戦終盤に向けての準備期間とすると語った。
ホワイトキャップスは、後半戦ホームゲームは4試合のみ。これまでアウェイで1勝5敗3分と勝てていない。まずは20日にBCプレースでサンノゼ・アースクエイクスに勝って勢いをつけ、その後に待ち受けている怒涛のアウェイ連続7試合に挑みたい。
吉田麻也選手、MLSロサンゼルス・ギャラクシー加入で期待
8月3日、日本代表キャプテンを務めたDF吉田麻也選手がMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに入団したことが発表された。同じ西カンファレンスの西海岸チーム。今季はもうレギュラーシーズン中に直接対決はないが、来シーズンは確実に対戦する。
吉田選手のMLS加入について、「日本代表を含め、日本のサッカーを引っ張ってきた人なので、そういった人が同じリーグで、近くのロサンゼルスにきてくれたというのは、間違いなく(MLSの)注目度は上がると思います」と期待した。
「僕も含めて、久保(裕也)選手(FCシンシナティ)やコロラド(ラピッズ)にも日本人選手(半谷陽介)がいますけど、僕は日本人選手の価値を高められればと思ってきているので、そこをそれぞれが示すことが大事なのかなと思います」と共にMLSで日本人選手の価値を高めていきたいと語る。
来季は必ず直接対決があるが「楽しみではありますね」と微妙な回答。Jリーグ時代には対戦したことがなく、実現すれば北米で初顔合わせとなる。
バンクーバーのファンにとっては、また一つ楽しみができた。
レギュラーシーズンのホームゲーム(https://www.whitecapsfc.com/)
8月20日(日)7:30pm サンノゼ・アースクエイクス
9月30日(土)7:30pm DCユナイテッド
10月4日(水)7:30pm セントルイス・シティFC
10月21日(土)6:00pm ロサンゼルスFC
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