バンクーバーに本社があるヨガウェアで有名なアパレルメーカー、ルルレモン社の創立者チップ・ウィルソン氏が、同社の多様性の方針をこき下ろし批判を招いている。
アメリカのフォーブス誌の最近のインタビューで、ウィルソン氏はルルレモンが起用しているさまざまな体型のモデルについて、「不健康」「病的」「インスピレーションを与えない」と表現し、ルルレモンには来てほしくない客層があるということを明確にするべきなどと発言した。
これに対し、SNS上でルルレモン製品のボイコットが呼びかけられるなど批判が巻き起こっている。ウィルソン氏は過去にも女性の体型や日本人の “L”の発音をからかうような問題発言で非難されたことがある。
ルルレモンは、ウィルソン氏の発言は同社に向けたものではなく、また同社の方針を反映したものでもないとの声明を発表。ルルレモンはインクルーシブで多様な環境づくりを目指していると強調するとともに、ウィルソン氏は2015年に理事会を離れて以来同社には関与していないとした。
フォーブス誌によると、ルルレモンは世界で7番目に大きいアパレルメーカーで、ウィルソン氏は個人株主としては最大の8%を保有しているという。
(記事 編集部)
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