ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ノースバンクーバーのシーモア山で3月10日、スノーシューイングをしていた女性が雪崩に巻き込まれる事故が起きた。女性は15〜20分も逆さまになって雪に埋まっていたという。しかし幸運なことに無事に救出された。
事故があったのはシーモア山のバックカントリー。女性はパンプ・ピーク南側で同行の男性と一緒に雪崩に遭った。ノースショア・レスキューによると、男性は自力で脱出し女性を呼んだが応答がなかったため911に電話したという。
男性は救助マネージャーの助言に従い、女性を探し当てて雪の中から脱出させた。女性は反応が薄くチアノーゼが現れ低体温症となっていたが、脱出後は反応を示した。
通報を受けたノースショア・レスキューは、ヘリコプター・レスキューチームを現地に派遣、残りの隊員はシーモア山の駐車場に駆けつけた。女性は手当を受けた後、救急用のソリで下山したという。
ノースショア(バンクーバー北側)にある山々の雪崩危険度は「高い」となっている。しかし2人は雪崩時のトレーニングを受けておらず、雪崩用のギアも持っていなかった。ノースショア・レスキューは女性が助かったのは本当にラッキーだったと話している。
バックカントリーなどを楽しむ場合には雪崩に関する情報を確認し、雪崩時トレーニングを受けるようノースショア・レスキューは推奨している。
(記事 編集部)
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