天皇陛下が64歳を迎えられた2月23日の誕生日を祝う天皇誕生日祝賀レセプションが、在バンクーバー日本国総領事館主催で3月8日に行われた。
祝賀レセプションには約300人が出席。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議員、バンクーバー市議、各国の在外公館代表やバンクーバー日系コミュニティで活躍する財文化界から多くの人が出席し、天皇陛下の誕生日を祝った。
丸山総領事「たくさんの方々がお越しくださり、心から感謝しています」
丸山浩平総領事は「天皇誕生日を祝い、カナダと日本の良好な関係が続き、さらに進歩していくこと祈ります」とあいさつした。
多くの人が出席したことに感謝の気持ちを語った丸山総領事は、日本とBC州について「日本とBC州の関係を強化することが両地域の利益になることは間違いありません。そして世界が不安定な状況の中で国際社会に貢献できるような関係を築いていきたいと思います」と日本BC州の絆で世界貢献につなげたいと語った。
「天皇誕生日祝賀レセプションを毎年とても楽しみにしています」
乾杯のあいさつをしたBC州Bruce Ralston森林大臣は、BC州と日本の関係における長い歴史について語り、日本はBC州にとって世界で3番目の貿易相手国であると紹介した。そして64歳を迎えられた天皇陛下への祝いの言葉を述べ、乾杯の音頭をとった。
天皇誕生日祝賀レセプションを毎年とても楽しみにしているというRalston大臣は、とても良い関係を築いているBC州と日本について、「私たちは日本市場を重視しています。日本はBC州製品のクオリティの価値をよく理解しています」とBC州と日本関係の重要性を強調した。
バンクーバー市Pete Fry市議は「天皇誕生日祝賀レセプションに出席することができて、とてもうれしいです」と笑顔を見せた。日本とバンクーバーの絆について「私たちの関係は深く、多くの日本人がバンクーバーを築くことに助力しました。過去から長い歴史があり、さらに未来にもストーリーがあります。私たちは一緒にそれを楽しんでいくでしょう」と語った。
会場ではBC州日本酒協会による日本酒や日本産の食材を使った料理がふるまわれ、出席者は舌鼓を打ちながら話に花を咲かせていた。着物姿の出席者もいてバンクーバー市内のホテル会場は華やかな雰囲気に包まれた。
(取材 古川紋/写真 斉藤光一)
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