ハイウェイまで迫る、気温上昇と雷でBC州の山火事状況が悪化

山火事が迫るHighway 1。Photo from X post / BC Wildfire Service
山火事が迫るHighway 1。Photo from X post / BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の山火事状況は、週末の気温上昇と雷によってさらに悪化している。BC Wildfire Service(BCWS)のウェブサイトによると7月22日の時点で、州内で進行中の山火事の数は約340件。

 21日には、歴史的なゴールドラッシュ・タウンの街バーカービルに避難命令が出された。バーカービルは州中央に位置するプリンス・ジョージ市から南東に約180キロメートル離れた街。急速に大きくなっているアントラー・クリークの山火事による危険が高まっているという。

 同日夜にはプリンスジョージ市とカムループス市の中間に位置する人口1万人の街ウイリアム・レイクでも緊急事態発令された。これはビジネス・工業地区で発生した火災によるもので、木が電線の上に倒れたことが原因。住民は一時避難したがすでに帰宅を許可されている。

 一方、スペンシーズ・ブリッジ付近で始まったシェトランド・クリークの山火事は、22日時点で約200平方キロメートルにまで広がった。17日にテイト・クリークの山火事とひとつになった後、急速に拡大したという。これにより、カムループス市の西にあるアシュクロフト地域の人々に避難警告が出された。また21日にはハイウェイ1のスペンシーズ・ブリッジとアシュクロフト間が一時閉鎖された。

(記事 編集部)

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