第48回パウエルストリート・フェスティバル(パウエル祭)のプログラムの一環として「おかあさんの被爆ピアノ(Hiroshima Piano)」上映会を行いました。パウエル祭は3日、4日に開催され、両日とも午前11時30分から午後7時までオッペンハイマー公園周辺でさまざまなパフォーマンスや出店があり、多くの人が年に一度の日本のお祭りを楽しんでいました。
上映会は、パウエル祭2日目、8月4日の午後4時30分からファイアホールというオッペンハイマー公園から少し離れた劇場でありましたが、約80人が来場し、約2時間の映画を鑑賞してくれました。映画が終了後には拍手も起こり、無事に上映会を終えました。
「おかあさんの被爆ピアノ(Hiroshima Piano)」は2020年に日本で公開、映画「おかあさんの被爆ピアノ」製作委員会の制作で、実際に被爆ピアノで演奏会を実施しているピアノ調律師・矢川光則さんの活動を基に物語が作られています。監督・脚本は後藤利弘さん、主演は矢野史郎さん(矢川光則役)、武藤十夢さん(江口菜々子役)、脇を固めるのは、森口瑤子さん(江口の母親役)、宮川一朗太さん(江口の父親役)。1945年8月6日に被爆したピアノを巡る物語が、ゆっくりと時間と場所と関わる全ての人々の思いを交錯させて紡がれていきます。
上映会が行われた8月4日午後4時30分は、広島は5日午前8時30分。79年前の原爆投下の約1日前という偶然にも思いを馳せる上映会でした。
バンクーバーで初めての上映会は成功だったと思います。この上映会成功にあたり、パウエルストリート・フェスティバル・ソサエティとファイアホールの映像スタッフの方の甚大な協力に感謝いたします。ありがとうございました。
主催は”Hiroshima Piano” Film Viewing Group。バンクーバー広島県人会(Hiroshima Club)、新移住者特別委員会(JNIC)、日加トゥデイ、AK Jump Educational Consulting Inc.からなるカナダでの上映会実施グループで、協力は広島カナダ協会。
今後もカナダ各地で上映会が実施されることを期待しています。
(寄稿 バンクーバー広島県人会/”Hiroshima Piano” Film Viewing Group)
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