ノバスコシア州ハリファクス市のウォルマートで10月19日、女性スタッフが店内ベーカリーのオーブン内で死亡しているのが発見された。
ハリファックス・リージョナル警察は22日に事件の情報を更新したが被害者の名前などの詳細は公表しなかった。
しかし寄付金を募るサイトGofundmeを立ち上げたマリタイム・シーク・ソサイエティが家族の許可を得たと情報を掲載。サイトによると被害者はガーシムラン・クアさん(19歳)。事件の夜、クアさんの母親は娘と連絡が取れないのを不審に思い、店内を探し回りベーカリーの大型オーブンの中で遺体を発見したという。
クアさんと母親は約3年前にインドから来加、2人ともウォルマートで働いていた。母親は大きなショックを受け、カウンセリングを受けているという。
同ソサイエティでは、クアさんの家族を支援するために募金活動を開始。目標額を大幅に上回る約20万ドルが集まった。寄付金は、葬儀費用のほか、インドにいる父親や弟のカナダへの渡航費用などに充てるという。
29日にはハリファックス州労働省が事件のあったウォルマートへの業務停止命令を解除したことが分かった。ただ報道によるとウォルマートはしばらく再開する予定はないという。
一方で警察は、22日の発表時に「捜査は非常に複雑」と発表して以降、被害者の死因など詳細についてその後情報を更新していない。
(記事 編集部)
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